神の愛
イエスは言われた
「心をつくし、精神をつくし、思いをつくして
主なるあなたの神を愛せよ」。
マタイの福音書 22:37
神の真の愛は
全心を奪い
すべての愛情を占有し
魂の全体を満たし
魂の機能を極限までも用いる。
このように主を愛する者は
常に「救い主なる神を喜ぶ」。
彼の喜びは
彼の主であり、すべてである主ご自身にあり、
主に対して彼は
「すべてのことについて感謝する」。
「彼のすべての願望は神に対してであり、
主の名をおぼえることである」。
彼の心は常にこう叫んでいる。
「わたしはあなたのほかに、だれを天にもち得よう。
地にはあなたのほかに慕うものはない」。
実際、神のほかに何を彼は望み得よう。
世も
世の何ものも彼の望みではない。
なぜなら彼は
「十字架につけられてこの世に対して死に
この世も彼に対して死んだのである」。
彼は、
肉の欲、目の欲、生活の誇りに対しても
十字架につけられて死んでいる。
確かに、彼は
あらゆる種類の誇りに対して死んでいる。
なぜなら「愛は誇らない」。
また「愛のうちにいる者は、神におり、神も彼にいます」。
ゆえに、この世の何ものも
彼の目には無きにひとしい。
祈り
ああ、神よ。
どんな被造物への愛も
それが偶像崇拝となることから
私をお救いください。
そのようなあらゆる盲目的な愛情から
私をお守りください。
どうか、
私のすべての願望に対する見張り人となってください。
私があなたへの愛から離れて
他のいかなるものにも心を開かないように
あなたが私の保証人となってください。
アァメン。
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