天国

神の平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。

　　　　　　　　　　　　　　　コロサイ　３：１５

これは、私たちのうちにある天国、または神の国のことである。

すなわち、「義と、平和と、聖霊における喜びとである」。

そして、「義」とは、魂にある神のいのちでなくて何であろう。

それは、キリスト・イエスにあった思いであり、今や、

心にその造り主に似せて回復され、

刻印されたところの神の像にほかならない。

神がまず、私たちを愛してくださったのであるから、それは、神の愛であり、

また、主のための全人類への愛でなくて何であろうか。

そして、この「平和」、神の平和は、

イエスにあって私たちが受け入れられていることについて何の疑いも持たない。

また、イエスの血によるあの甘美な安息。

そして、天におられる私たちの御父のみこころを傷つけてはならないとの、

愛する子としての恐れ以外、すべての恐れを除いてしまう、あの静かな

魂の安らぎでなくて何であろう。

この内なる神の国は、

また、「イエスにあるあがない」を、また、

「過去の罪を赦されたために」私たちに与えられたキリストの義を、

私たちの心に証印として押してくださる「聖霊における喜び」をも

意味している。

そしてその聖霊は、

正しい審判者である主が、

かの日に賜る冠を私たちが承け継ぐようにしてくださるのである。

　祈り

私の貧しい心をお取りください。

そしてあなた以外のものには、

とこしえに閉ざされた心に

してください。

どうか、あなたが、

私の胸に封印して、

そこにいつまでも、

愛のしるしを帯びるものと

してください。

アァメン。