神に生きる



このように、あなたがた自身も、罪に対して死んだものであり、

キリスト・イエスにあって

神に生きている者であることを認むべきである。

          ローマの人々への手紙 6:11



 神の御霊の力強い働きを心の中に感じる人は、

「人知ではとうてい測り知ることのできない平和」を

自覚している。


 その人は、

「彼に賜っている聖霊によってその心に注がれている神の愛」を感じ、

そこで、彼のすべての霊的感覚は霊的な善悪を識別するように働くのである。


 これらを用いることによって、

彼は日ごとに神を知る知識を増して行く。


 そして今や、

彼は生きているのだ、と

本当に言い得るのである。


 すなわち、

神がご自身の御霊によって生かしてくださったので、

彼はイエス・キリストによって神に生きている者である。


 彼は、世が知らないいのち、

「キリストと共に神のうちに隠されているいのち」を

生きている。


 神は絶えずその魂に、

いわば、

いのちの息を吹き込んでいてくださるのである。


 そして、彼の魂は神に呼ばわる。


 恵みは彼の心にくだり、

祈りと賛美は天に昇って行く。


 つまり、神と人とのこの交わり、

一種の霊的呼吸のような、御父と御子とのこの交わりによって、

魂の中にある神のいのちは持続され、

神のこどもは、「キリストの満ちみちた徳の高さ」に至るまで

成長して行くのである。



 祈り


 ああ、栄光に輝いておられるイエスよ、

私たちは、あなたにあって生き、

あなたなしには、生きられません。


 私たちの心をあなたの聖なる愛をもって生かし、

もはやこの世の空しいものを慕うことがなく、

私たちの罪のために死に、

私たちが義とされるためにに甦られたあなたにのみ、

ひたすら、私たちの愛情を置くことができるようにしてください。



 アァメン。



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