神の恵み



あなたがたの救われたのは、実に、恵みにより、

信仰によるのである。

         エペソの人々への手紙 2:8




 神が人に賜ったすべての祝福は、

全くの神の恵み、たまもの、また好意から出たものであり、

神の自由な、私たちが受けるに価しない恩恵によるものである。


だから、人は神の最少の憐れみさえも当然の権利として要求することはできない。


「土のちりで人を造り」、

その魂に神の像を刻印されたのは、自由な恵みであった。


 その同じ恵みによって、現在、私たちは、

いのちと息とすべてのものを続けて与えられているのである。


 というのは、私たち自身も、

私たちが所有し、行う何ものも、

神の御手にあるいと小さきものを受けるに足るものは何一つないのである。


 その上、どんな義が人の中に見出されようとも、

これもまた、神の賜物なのである。

 

 そこでもし、罪びとが神の恵みを受けるならば、

それは「めぐみにめぐみを」加えられるのである。


 もし神が新しい祝福、すなわち、祝福の中で最大のもの、救い、を

私たちに注ごうとされるならば、

「言いつくせない賜物のゆえに、神に感謝する」と言うほか、

何を言うことができるだろうか。


「だから、あなたがたの救われたのは、実に、恵みにより、

信仰によるのである」。


 恵みは、救いの源泉であり、

信仰は救いの条件である。



 祈り


 私のすべての道の導き手となり、

私の魂とからだをきよめてくださるあなたの聖霊をお与えください。


 あなたに対する畏れと愛のうちに、私を救い、守り、

建て上げてください。


 私に、あなたの御顔の光と、天からの平和と、

主イエスの日における私の魂の救いとをお与えください。


 アァメン。




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